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6人で12億をつくる工務店のある秘策とは
おはようございます。
船井総合研究所の永田でございます。
いつも、土地活用メルマガをご愛顧くださり、
誠に有難うございます。
本日は今年6月に取り上げさせていただいた
とある金沢市のT工務店さんのお話の続きです。
前回は同社の売上比率が、住宅9割:非住宅1割から
住宅5割:非住宅5割になったというお話でした。
ところで、同社のここ最近の売上推移は以下の通りです。
2016年 4.5億
2017年 3.8億
2018年 5.5億
2019年 5.8億
2020年 11億
2021年 12億(見込み)
元々は住宅を毎年30棟、売上4億を推移する工務店でしたが、
2017年に受注が落ち込んだことを境に、
「非住宅」への取り組みを本格化されました。
すると翌年2018年には過去最高の5.5億に到達し、
2019年も5.8億と過去最高を更新。
さらに2020年には売上11億と夢の2桁を実現、そして
今期は12億と2017年の3倍となる売上が見えています。
ちなみに2018年以降も住宅30棟ペースに変化はありません。
増えた売上はすべて非住宅、その内容は福祉施設、
クリニック、葬儀場、薬局、木造工場など多岐に渡ります。
つまり冒頭の住宅5割:非住宅5割が、
今や住宅3割:非住宅7割、これが今のT工務店さんです。
そして本当に驚くべきは、その人員体制です。
同社は社長以下、
営業2名
現場2名
事務1名
の計6名で回っています。
この体制は2016年から今現在に至るまで
1人も変わっていません。
つまり2021年は売上12億÷6人=2億/人の生産性です。
住宅会社の売上生産性は3,000万円/人が平均ですからその6倍…。
非住宅専門のゼネコンでも4,000万円/人ですから、
いかにこの生産性が高いかがわかります。
住宅の売上は維持しつつ、人を増やさず、
売上を3倍にする…。信じがたい夢物話ですが、
この超競合、超人手不足の昨今だからこそ
逆にこの方法しかなかったと、同社の社長様は振り返られます。
より詳しい同社の経営戦略は、また次回以降のメルマガで
お伝えできればと思います。
ここまでお読みくださり、有難うございました。