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【令和時代に求められる賃貸会社】
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いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
賃貸支援部の服部です。
繁忙期が終わり、
新入社員や人事異動で新しい環境で働く方が多い時期です。
皆様の中にも賃貸の歴史背景を知らない方々が部署内にいらっしゃるのではないでしょうか。
今回のコラムは
賃貸の歴史と今後賃貸会社に求められる姿をお伝え致します。
1970~1980年代(導入期)
賃貸市場は1970年代から盛り上がりを見せます。
人口と世帯数が年々増加し、地価の高騰、建築ラッシュが起きて、
物件数が圧倒的に需要に追い付かない状態で、建てれば埋る時代です。
1990~2000年代(成長期)
1990~2000年代では、借地借家法や新生産緑地法などの施行、
サブリースの登場など、市場が大きく成長しました。
そして、インターネットも登場します。
このころは、物件をインターネットに掲載することが差別化になった時代です。
2010年代~(成熟期)
2008年のリーマンショックや、民主党政権の誕生を経て訪れた2010年からは
人口の減少に伴い、物件が市場に余っている状態です。
ネット市場も飽和状態で、物件を掲載するだけでは差別化ができません。
供給と需要のバランスが反転した今、
昔のように仕入れ強化やネット掲載だけでは市場で勝ち残っていけません。
今までのやり方が通用しなくなってきている賃貸経営で
現在も成長を続けている会社様が行っていることは、
「仕入れ+空室対策」です。
多くの会社で社員さんから
「いい物件は分かっているので、新しく調べてもダメ物件しか出てこない」
「たいていの物件は頭に入っているので、改めで見に行かなくても大丈夫」
というお声をいただきます。
しかし、供給が需要を上回っている今、今後新築よりも中古物件は増えていきます。
大事なことは、ダメ物件でもなんでも“他社にない商品がある”ということ。
お客さんは、たくさん商品があるなかから、自分の納得いくものを選びたいんです。
ならば、まずは「物件数(=商品数)」で他社に勝たなくてはいけません。
そして、たくさんある物件の中から仕入れた物件を
お客様に選んでいただける商品にしなくてはいけません。
空室対策というと、多くの会社様でフルリフォームというお声をいただきますが、
デザイナーズ物件のような凝ったデザインでなくても、
仲介営業の方が、「近隣の競合物件と比べたときに、自社物件が1番いい」と思えば
それは十分空室対策です。
今後も賃貸市場で勝ち続けていくために、
そして地域に根差す力強い会社を運営していくために、
空室対策ノウハウを習得し、管理物件獲得を目指しましょう。
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