人気設備ランキングから”入居者目線”を読み解く

 

人気設備ランキングから”入居者目線”を読み解く

 

皆様、こんにちは！船井総合研究所の片野です。

平成最後の年末が近づいているとともに、
平成最後の繁忙期も近づいておりますね。

本日は、『入居者目線で考えるオーナー提案』を
テーマにコラムを書かせていただきます。

[TOPICS]

（１）2018年人気設備ランキングの最新情報

（２）オーナー提案を”入居者目線”で考える

（３）”入居者目線”で《見た目強化》の提案を！

 

（１）2018年人気設備ランキングの最新情報

賃貸住宅新聞社発行の記事『人気設備ランキング2018』は
ご覧になりましたでしょうか。

（以下記事より引用）
『これがあれば周辺相場より家賃が高くても決まる』
※賃貸住宅新聞社発行の記事より引用・上位５つを抽出
※カッコ内は昨年ランク

【単身者向け】

１位（1）インターネット無料
２位（3）宅配ボックス
３位（2）エントランスのオートロック
４位（-）備え付け家具・家電
５位（5）浴室換気乾燥機

【ファミリー向け】

１位（1）インターネット無料
２位（3）追い焚き機能
３位（2）エントランスのオートロック
４位（4）宅配ボックス
５位（5）システムキッチン

記事にもありましたが、近年順位が大きく変わっておりません。

果たしてこれは、”入居者ニーズが変化していない”
ということなのでしょうか？

 

（２）オーナー提案を”入居者目線”で考える

インターネット無料は、近年順不同の1位を維持していますが、
これは『YouTube』や『Amazon Prime Video』などの動画視聴が
圧倒的な利用目的であるためと考えられます。

他には、このランキングからどのようなことがわかるのか考えてみましょう。

生活環境による設備ランキングへの影響を考えてみましょう。

『宅配ボックス』ですが、これも『Amazon』や『ZOZOTOWN』といった
インターネット通販が、消費者へ馴染んだことによると考えられます。

ただ一方で女性の社会進出や、働き方の多様化により、
“不在”であることも多くあるようで『運送業』を悩ませているようです。

そんな”入居者の目線・生活環境”から想定して、イマの時代

デジタル（WEB）×アナログ（Real）の対策が必要であるといえます。

インターネットを活用し、いつでも・どこでも買い物ができて、
自分のタイミングで商品が受けとれる宅配ボックス、といったように

『複合的に空室対策（設備改善）』を検討することが
“入居者目線”では求められているのです。

（３）”入居者目線”で《見た目強化》の提案を！

つい先日、2018年の流行語大賞が発表されましたが、
昨年、2017年の流行語は『インスタ映え』でした。

※『インスタ映え』は簡単に言うと『写真映え』のことです。

入居者の多くがスマホを使って”お部屋探し”をしますが、
“写真映え”した部屋で反響数が増えた事例もあります。

設備ランキング(単身者)4位の備え付け家具・家電は、
利便性もそうですが、『インスタ映え』としての影響もあるでしょう。

このように『見た目』を重視した提案は入居者に選ばれやすくなりますし、
実際にオーナー様へのセミナーでこの話を講演した後に、
入居率が向上した事例を全国各地でいただいております。

オーナー様の提案に最新の『入居者の目線』を取り入れることを
意識してみてはいかがでしょうか？

是非『見た目』の改善で、反響数UP・印象強化を狙いましょう！

今回のコラムでは、実際に全国のオーナー様への講演でお話ししている、
『入居者目線』のポイントをお伝えいたしました。
皆様の日々の業務のお役立ちいただけますと幸いです。

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この他にも、オーナー様が所有する不動産の資産価値を向上させる提案・営業研修等を
船井総研ではサポートしております。

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