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非住宅における木造建築の時流はどうなっているのか?

 
いつも土地活用メルマガをご覧いただき
誠にありがとうございます。
船井総合研究所の川崎です。

普段はセミナーや無料レポートのご案内が多くなっていますが
今回は、6月中旬に開催されていた
非住宅木造建築フェアに参加したことについて書きたいと思います。

昨年と比較しても木造への取り組み温度は高い

2021年に第1回が開催され、
今回は第2回目となった非住宅木造建築フェアですが
昨年と比較して一番の違いは「来場者数」かと思います。

昨年1回目開催という時点で、非住宅の木造化が注目されつつある
ということを物語っているかと思いますが、
今回は出展社数も来場者数も多く、大盛況だったと感じました。

ここ最近は、資材高騰が当たり前になり
見積すら危なくて出せない建設会社様もいらっしゃるかと思いますが
コストが合わないから木造に・・・というキッカケも

脱炭素社会を目指す風潮もあり
鉄骨やRCではなく木造で・・・というキッカケも

様々含めて、非住宅分野の木造化
特に大空間の実現や事業性を考慮したコストを
以前までは実現できなかったかもしれませんが
今では十分実現できるようになってきました。

国の方向性も相まって木材への補助金があったり
木造で作る高層階マンションや福祉施設、工場など
沢山の情報を得られる良い機会でした。

特に印象に残っているのは
これまで、鉄骨・RCの建物向けの金物を製造販売している会社が
木造に対応するための商品を開発していたこと。

時代の流れは確実に木造に向かっているため
乗り遅れないために、商品開発を行っていました。

今はまだ浸透していない木造化・木質化も
いつか当たり前になる前に、取り組む。
そうでなければ、気づいた時には時遅し。

導入期であるかもしれませんが
建設会社の方々がこれから生き残るための
一つの手段として、木造ゼネコンを目指すこと。
技術のハードルよりも気持ちのハードルが高い
建設会社様もいらっしゃると思いますが、
時代の流れを考え、取り組むことを検討してみてはいかがでしょうか。