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「女性の活躍推進と働き方改革成功事例のご紹介!」
皆様の会社にはどのくらい女性が働いていますでしょうか?
昨今、世の中では「女性の活躍推進」や「働き方改革」という声をよく聞きます。
しかし実際に女性の活躍推進や、働く環境が整えられている会社さまは少ないのではないでしょうか?
そんな中、社員の女性比率が6割で実績を出している三承工業様について今回ご紹介したいと思います。
三承工業様について
三承工業様は、岐阜県にある売り上げ規模15億、従業員数54名の会社様です。
そのうち女性管理職の割合が30%、女性従業員の増加が2011年から12倍の数を記録しております。
ですが、はじめからこのような状態ではありませんでした。
社内で会社についてどう思っているのか社員にアンケートを実施したところ悲観的な回答ばかりで社長もショックを受けたぐらいの状態でした。
しかし、その現状を真摯に受け止め、社内改革をはじめました。
5つの社内改革
①カンガルー出勤
これは会社にキッズルームを設置し子供と一緒に会社に出社している制度です。
社長室の隣にキッズルームを設置し、社長も社員の子供たちに声をかけたりしていました。
また、「周りの社員の方も家族のように育児をサポートしてくれる。」と社員の方も話しており働きやすさについてお話しいただきました。
②昨日のありがとう
毎朝朝礼で「昨日のありがとう」を発表し言葉に出して感謝をつたえているものです。
③社内勉強会
主にコミュニケーションに関する知識やスキルについて担当が学び、準備、発表をしています。
④資格取得の推進
資格取得を会社で支援しています。会社に言われたから資格取得するのではなく、例えば子供が会社にいるからと自らチャイルドマインダーという子供を預かる資格を取得する社員さんもいらっしゃいます。
⑤残業時間の削減
残業時間の削減の目的を社内で共有し、社員の仕事で重複しているところをなくす、外注できる仕事を外注するなどの仕事の整理を行いました。
また、この社内改革の担当を行った女性の社員の方ははじめ人の前で話すのは苦手だったのですが、現在では外部のセミナー等でもお話しすることも行っているそうです。
そしてそれはこの方だけでなく他の社員の方も「こんなに良くしている会社に恩返しをしたいから、今までやりたいと思ってもいなかったことにも挑戦するようになった。」とお話ししておりました。
SDGs達成に向けて
「従業員が不幸せで、組織がまるでコンクリートのような土壌の会社ではいくら種まきをしても作物は育たない。働いている従業員のモチベーションを上げられる組織になることがはじめの一歩となる」
そう社長はお話しされており、今ではこの会社様今話題のSDGs達成にむけた優れた取り組みをしている企業として建設業としてはじめて賞を受賞するほどの会社になりました。
皆様の会社の組織内はいかがでしょうか?
今一度組織内について見直してみてもいいかもしれません。