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2017年8月23日

分譲住宅ビジネス研究会8月度例会

2017年8月23日


開催日:2017年8月23日
開催場所:船井総合研究所丸の内オフィス

2017年8月23日(水)に弊社船井総合研究所主催
「分譲住宅ビジネス研究会 2017年8月度例会」が開催されました。
今回の例会は、分譲住宅ビジネス研究会会員様36社46名の方にご参加いただきました。
お集まり頂いた皆様、誠にありがとうございました。

今回の講座といたしましては、

●船井総研講座 :「これからの財務戦略」
●成功事例企業発表① :「Says story 「本物を追求する」「地域に選ばれる住宅会社づくり」」  
●情報交換会

の三部構成で開催されました。以上の内容を詳しくレポートにて、お送りさせていただきます。

【船井総研講座】シニア経営コンサルタント 文野 成信より「これからの財務戦略」


決算書をめくると先にB/Sがあり、P/Lが後に来ます。
やはり財務諸表上重要と判断されているから先にあるわけです。

一方でB/Sを元に計画書を作る方は非常に少ないという現実があります。

金融検査マニュアルがなくなる今後、各金融機関がお客様の事業性評価を行い、
将来の事業性に対して融資をする時代がきます。

今後、金融機関が事業をどのように評価するのかを捉えて、
適正な会計基準でB/Sを作り込むことが大切です。

B/S計画と決算状況を共有し、付き合いを行っていけば、
常に事業に必要な借入が可能となります。

そのためには自社の状況を的確に把握することが重要です。
金融機関の格付けの基準についてある程度把握していることが重要です。
格付けの基準あまり表に出てこない情報ですが、決済書の数字をもとに顧客を6段階に分類しています

PL計画・BS計画・キャッシュフローの計画をきちんと立てることにより、
銀行と円滑な付き合いができます。さらに、業績を伸ばしたうえで現金が残る経営が可能です。

案件管理と紐いて資金繰り表を自動更新すること、それを内政化することで、
「何にお金を使うのか?」 「どのように返すのか?」が明白になり
これからの財務戦略」を抑えることが可能です。

【成功事例企業発表①】セイズ株式会社 代表取締役 及川 達也様


第二講座はゲスト講座といたしまして、株式会社セイズ株式会社
代表取締役 及川 達也様より「Says story 『本物を追求する』『地域に選ばれる住宅会社づくり』」
というテーマでお話を頂きました。

株式会社セイズ様は年間売上23億、70棟完工されています。
創業以来東京江戸川区・葛飾区にて事業を行われております。

●住宅会社が建売分譲事業をやるにあたって
●なぜセイズ社が競合ひしめくエリアで成長し続けているのか
●仕入・商品の特徴について
●これから建売分譲を伸ばす経営者へのメッセージ

についてお話されました。

①住宅会社が建売分譲事業をやるにあたって
注文住宅と分譲住宅の事業を両方やっていますが、資金計画を立てておれば分譲は非常に計画性と効率性が高い事業であると言えます。
そのためには必要以上の設備は落とし、根幹となる住生活に必要な部分をきちんと作ることが重要です。
住む人のこと考える(家の本質)+どんな人に向けて(ターゲット)=「自社の商品」
こちらを常に考えて商品開発を行うことです。

②なぜセイズ社が競合ひしめくエリアで成長し続けているのか
セイズ社は高性能住宅ですので、しっかりお客様に価格が高い理由を伝えないと選んでいただけません。
そのために毎週「ワークショップ」を開いています。
ワークショップに来ていただくと成約率は現在100%になっています。
「家の情報量が多い」ので、営業が性能や機能をしっかり説明できることが重要です。

③仕入れ・商品の特徴について
損益分岐点が超えた段階で粗利率より生産性向上を目指して回転率を高める動きをすることも有効です。
商品はハウスオブザイヤー3年連続優秀賞を受賞しており、木造在来軸組3階建てがメインです。
吹き抜け5メートルでも熱が逃げない。
床暖房をつけなくても床の熱が逃げない太陽のパッシブ設計を行うことでこちらが可能となっています。
光熱費をマンションと比較することで、ほとんど光熱費がかからない住宅を提供することができます。

④建売分譲を伸ばす経営者へのメッセージ
分譲をスタートする際、事業計画を立てられると思いますが、10億、30棟が一つの目標になると思います。
財務計画・仕込みの計画など立てられると思いますが、目標や計画優先ではなく自社で自信をもって販売できる商品をしっかり世の中・お客様に届けることが1番重要です。

【情報交換会】 『土地仕入について』

今回の情報交換会は、「土地仕入れについて」をテーマに熱く議論を交わしました。
『土地仕入れについて』では「最もいい仕入ができた分の土地情報のデータ」を事前にご提出頂いており、
「具体的な仕入ルートについて」「業者訪問時の営業手法やツールについて」「根交渉や商品値付けのポイントについて」等を各会社様より発表・質問・意見を出し合って頂きました。

情報交換会は、毎回各会員様の成功した事例の共有はもちろんですが、
参加されていない会員様にも、是非ご参加して頂きたいと思います。

現場の声、仕入や販売等の悩み、現状の課題等をぶつけ合い、白熱した情報交換会となります。

8月度の例会の情報交換会も、全国各社の取り組みを共有し、
「全会員様の飛躍」に向けて事例共有致しました。皆様、ありがとうございました。

【 最後に 】

次回例会は、2017年10月17日(火)に
船井総研 五反田オフィスにて、分譲住宅ビジネス研究会10月度例会を行います。

皆様のご参加を、一同心よりお待ち申し上げます。

以上

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