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2020年3月24日(火)

分譲住宅ビジネス研究会2020年3月度例会

2020年3月24日(火)

開催日:2020年3月24日(火)
開催場所:オンライン開催

2020年3月24日(火)に「分譲住宅ビジネス研究会2020年3月度例会」が開催されました。

3月度例会では新型コロナウィルスによる影響のため、ZOOM機能を使用した初のオンライン開催となりました。突然のオンライン開催への変更にも関わらず、多くの会員様がご参加いただきました。ご清聴いただきました皆様、誠にありがとうございました。

今回の講座と致しましては、
♦第1講座(ゲスト講座 株式会社クリエイト礼文様)
♦第2講座(ゲスト講座 株式会社アート建工様)
♦第3講座(ゲスト講座 匠総合法律事務所様)
♦第4講座(船井総研講座)
♦第5講座(船井総研講座)
の5部構成で開催されました。
今回はその内容をレポートとしてお伝え致します。

【第1講座】

第1講座では「地方商圏における3階建ての取り組みについて」と題しまして、株式会社クリエイト礼文 専務取締役 ユニテFC本部 大場友和様にご講演頂きました。

クリエイト礼文様は山形県の着工棟数が11年連続No1を誇る企業様です。ユニテハウスを開発し、現在全国40か所(内FC加盟店舗数37か所)で展開しているフランチャイザーとしても大成功を収めています。

今回ご紹介した3階建ての取り組みの背景には
消費税の増税・土地仕入競争の激化の中で、QOL住宅を実現するための戦略と、分譲マンション住宅の需要の高まりがありました。

街なかや、敷地の有効活用などのマンションのメリットを併せ持つ「マンション邸宅」に3階建てプランを付加させ、人気を博しています。
想定している需要者を絞り込みターゲットをずらさないこと、お客様の願望を理解し、訴求ポイントを端的に伝えることが成功の秘訣でした。

【第2講座】

第2講座では鳥取でも売れた!2LDK・3LDKのミニマム分譲の成功と失敗事例」と題しまして、株式会社アート建工 代表取締役 魚谷宗司様にご講演頂きました。

アート建工様は鳥取県に本社を置く会社です。
昨年弊社で開催した分譲住宅ビジネス研究会2019にて完成前販売率驚異の95%で達成し、研究会員様の中で完成前販売大賞に輝きました。

分譲住宅事業に本格参入し、4年間で売上を3.6倍に伸ばし大成功を収めているアート建工様ですが、新しく2~3人の小家族世代を対象としたミニマム分譲を立ち上げました。

立ち上げ当初は鳥取県で18坪2LDK・23坪3LDKが受け入れられるのかという不安の中、
以下の4つのポイントを意識したと仰っておりました。
①立地と価格を優先
②間取り、カラーのパターン化
③同現場に同プラン・同デザインは避ける
④素直にやるべきことをやりきった。

上記のポイントを抑えることが
面談からのお申込み率80%、見学予約殺到に繋がりミニマム分譲への成功の秘訣でした。

【第3講座】

第3講座では「民放改正のポイント」と題しまして、匠総合法律事務所 井上雅之弁護士よりご講演させていただきました。

4月より民放改正を受け取引ルールについて再度確認をしていただく機会となりました。

瑕疵担保責任に関する改正と
民法改正が住宅業界に与える影響について情報の共有をしていただきました。
民法改正に伴う、想定される諸問題についての対策を講演いただきました。

また、世界的な問題となっているコロナウィルスに関しても、
損害賠償請求に発展することを防ぐための対策についても教授いただき、
会員様に取引ルールについて考えて頂くきっかけとなりました。

【第4講座】

第4講座では「危機事象発生時に採用すべき財務戦略」と題しまして、株式会社船井総合研究所 金融M&A支援部 財務チーム 石田武裕よりお話させて頂きました。

世界的な問題となっている新型肺炎の影響で、財務の戦略を見直しについて説明させていただきました。
重要なのは戦略転換を意思決定するスピードです。
平時の時は金融機関と良好な関係を築いて良い条件で借りることが望まれることですが、有事は借りるだけ借りて現預金を積み上げるという発想を転換が必要となります。

意思決定後のアクションとして
・相談すべき金融機関・制度の優先順位を知る。
・具体的な資金方法を知る。
・相談すべき金融機関へいち早く借入申込みをする。
・有事に備えた借入を実行する
・平時になったら財務戦略を改めて転換する。
上記を踏まえた行動の重要性を共有させていただきました。

【第5講座】

第5講座は「本日お伝えしたかったこと 先行き不透明な中で」と題しまして、船井総合研究所 不動産支援部 シニア経営コンサルタント 荒川修平よりお話させていただきました。

コロナウィルスの影響で現状集客は微減、住設機器不足で先行きは不透明。
まずはしっかりと運転資金(預貯金)を厚くし最悪の事態に備えることが大事であるお伝えさせていただいた上で
しかし、こんな不透明な中だからこそ、実は他社と差をつける大きなチャンスであることも説明させていただきました。

採用求人の減少
→優秀な人財獲得のチャンス

集客活動減少
→広告費見直し(価格交渉)のチャンス

仕入意欲減少、売り急ぎ客層
→質の高い土地を安く買うチャンス

ピンチだからといってトップ自身も暗く落ち込むのでなく、
トップが元気で明るく。「不況だから、不景気だから」という言い訳は禁句で
ピンチをチャンスとしてとらえて今の状況下での
思考と行動について確認していただく機会になりました。

次回例会は、2020年5月28日(木)船井総合研究所東京本社またはWEBセミナーで開催致します。
既存の会員様はもちろん、皆様のご参加を一同、心よりお待ち申し上げます。

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