価値ゼロから価値を作る、無料空き家の紹介｜空き家再生ビジネス

 

今、無料の空き家があることをご存じでしょうか？
2019年に実施された調査によると、1世帯あたりが所有する住宅の数は1.16戸です。
1世帯あたり1戸以上の住宅を所有している計算になります。
世帯に対して住宅数が多い訳ですね。
地方においては空き家問題が深刻化しており、無料でもいいから引き取ってほしいと言う事例が多くなっています。
この記事ではそんな無料空き家の活用方法について解説します。

『無料でも引き取ってほしい空き家の存在』

無料空き家が生まれる理由は圧倒的に相続の問題が多いです。
例えば一人で生活するのが難しくなった親が老人ホームに入居した場合、残された家は親族の誰かが住まないと空き家になります。
都心よりの駅が近い物件であれば、買い手が付きますが、地方のそれも駅から離れたような古い物件は買い手がなかなかつきません。
所有している限りは固定資産税、修繕費などがかかり、仮に親がなくなれば、買い手がつかないような物件でも相続税がかかります。
建物がない方が売却し易いとしても解体するにも高いコストがかかりますし、
住宅がない更地の状態になると固定資産税が6倍に高騰する為、すぐに売却が出来なかった時のリスクが高くなります。
まさに八方ふさがりの状態になり無料でいいから引き取ってほしいという空き家の完成となります。
都心部では少ないですが、地方ではこのような例が急増しています。

『無料空き家の活用方法』

買い手のつかない無料空き家ですが、活用方法は様々あります。
ここでは無料空き家の活用方法について解説します。

〇無料空き家を別荘に！週末田舎暮らしで農業生活
地方の無料空き家は広い土地付きであることが多く、農業が出来る土地がある場合も多いです。
都会暮らしでリフレッシュしたい人におすすめなのが、別荘として活用し週末だけ活用する方法です。
最低限のリフォームをして自分が使わないときは貸別荘にしてキャンプ目的の人等に貸し出せれば更に有効ですね。

〇地域密着型のコミュニティハウス
古民家カフェ、古民家シェアハウス、古民家シェアオフィス、子ども食堂、
学童施設など地域密着型のコミュニティ施設は最近流行りのコミュニティビジネスです。
コミュニティビジネスの良さは消費者の顔が間近で見ることが出来ることです。
地域住民がみんなで集まる場所を作れば、自然と一体感が生まれ日々の生活の活力にもなります。
人の役に立っていることを肌で感じることが出来れば自然と事業にも身が入ります。

〇宿泊施設の経営
民宿や民泊などの宿泊施設を経営することも可能です。
宿泊業をする場合、通常であれば、建物の建設費用が掛かりますが、無料空き家を使えばリフォームだけで済みます。
また、宿泊施設向けにリフォームせずに古民家の古き良き雰囲気を感じてもらう為にあえて改装せずに運営している宿泊施設もあります。
法人向けの研修施設として運営しているところもあり、使い方次第で運営方法はたくさんあります。
自分だけのビジネスモデルを確立させて収益性を高めたい人は向いている手法です。

『無料空き家の探し方』

無料空き家は仲介手数料が取れない為、通常の不動産会社に問い合わせてもまともに対応してもらえないことがあります。
ここではそんな無料空き家の探し方について解説します。

〇空き家バンク
自治体が運営している空き家バンクは地方の奥地に至る物件まで膨大な量の情報に触れることが出来ます。
空き家バンクのサービスは基本的に売り主とのマッチングなので取引自体は個人間になります。
不動産取引に慣れている人は問題ないですが、不動産取引が初めてという人は仲介会社に取引をお願いした方が良いかも知れません。

〇空き家売ります掲示板の活用（家いちば）
家いちばの「空き家売ります掲示板」で空き家を売りたい人を探すことも出来ます。
あくまでマッチングだけというのは空き家バンクと同じですが、個人が空き家をサイト内で紹介できる為、
物件情報サイトにはのっていないような物件が見つかるかも知れません。

〇自分の足で探す
空き家を探したい場所がはっきりと決まっている人は自分で現地を回ってみるのも良い方法です。
気になる物件があったら地元の不動産業者や自治体に情報がないか聞いてみましょう。

『まとめ』

今回は無料空き家について解説しましたが如何でしたでしょうか。
高齢化による相続問題の増加で今後このような無料で引き取ることが出来る空き家は増えてくることが予想されます。
物件が増えてくると選択肢が増えますので、これから空き家を使ったビジネス展開を考えている人にはチャンスです。
無料空き家の場合は特に物件自体にコストがかからないので、他の分部に投資できる為、アイディアによっては可能性無限大です。
興味がある人は是非、自分なりのプランを考えてみては如何でしょうか。

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