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2016年5月12日
分譲住宅ビジネス研究会 2016年5月度例会
2016年5月12日
開催日:2016年5月12日
開催場所:船井総合研究所 大阪本社
5月12日に「2016年5月度 住宅分譲ビジネス経営研究会 例会」が船井総研 大阪本社にて開催されました!
当日は全国から会員企業の皆様に数多くご参加いただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
第1講座 中尾建設工業株式会社 特別講演
第1講座は 分譲住宅ビジネス研究会度ア2015年ワ賞ード受企業、中尾建設工業株式会社 営業部営業統括部長 正木 勇志様より中尾建設工業のこれまでの歩みと現在の取り組みについて紹介していただきました。
現在中尾建設工業様が重要視していることは「理念経営の実践」であり、そのために社員全員がクレドを暗唱できるほど理解し、行動指針を確実に持つようにしています。
もちろん、多くの企業様がクレドの重要性を理解し、積極的に推進しながらも、全社員に浸透することができていない企業は少なくありません。
では、なぜ中尾建設工業様は「理念経営の実践」を成功することができたのか。そこには、以下の3つのポイントがあります。
毎朝の朝礼での唱和で暗記
クレドを明文化
クレドが教育の基準となり、より社員のクレド浸透につながる
毎朝の徹底した朝礼でのクレド暗唱をすることで、自然とクレドを暗記するまで理解することができます。そうすることで自然とクレドが社員の行動指針となり、また社員の教育の基準となります。
これが中尾建設工業様におけるクレド浸透の取り組み成功の流れとなっています。
リーマンショック以降、日本全体の経済が低迷する中、これまでの経営の在り方を一新することから始まった成果がこの「理念営の実践」です。
大手のビルダーとの価格競争を迫られる中、いかに営業力で大手との差を埋められるかがカギとなり、その営業力の大きな土台となるのがクレド浸透による人間力の向上です。
創立80年を終え、100年企業に向けた取り組みとして理念経営を行う中尾建設工業様の講座は、永続企業を目指す企業様には大きな参考となりました。
借入枠を増やす4つの秘訣と仕組み
第2講座は「借入枠を増やす4つの秘訣と仕組み」と題しまして、弊社M&Aコンサルティング事業部の谷よりお話しさせていただきました。
借入枠を増やし、資金調達力を高めることで必要な資金を安定して調達することができます。
安定的な資金調達力に差がつく4つの仕組みとしては、
自社評価マニュアル
B/S戦略
資金繰り表
在庫管理票
以上4つの仕組みを導入することで資金調達力で差をつけることができます。
質問会では、弊社M&Aコンサルティング事業部の文野と谷に対して研究会参加企業様が持つ銀行審査の案件突破の問題について活発な質問がなされました。
事例交換会
第3講座では、「企業様事例交換会」と題しまして、弊社上席コンサルタント松田、経営コンサルタント髙田のファシリテートのもと、研究会出席企業様の事例をそれぞれ発表させていただきました。
前半は仕入事例、後半は商品事例を中心に、質疑応答も踏まえながら活発な事例交換がなされました。
仕入れに関しては、各社新規の仕入れが共通の課題となる中、原則は不動産会社から購入することを確認しました。その一方で、金融機関や相続相談会を回ることで仲介物件などを仕入れることができる事例もありました。各社様も仕入れに関して高い関心があるため、後半の仕入事例の交換会は活発な質疑や意見が交わされました。
商品に関しては、事前に各社が出している事例集に掲載されているプラン集などをもとに白熱した議論がなされました。