【ビジネスモデルをご紹介！】山形県７年連続着工棟数1位の取組とは

不動産仲介業から建築業に参入した当初は、当時流行りの輸入住宅を販売していましたが、そもそも輸入住宅を好きな層が限られており全国の建物のシェアで見ると全体の10％ほどであること、そして本体価格が１５００万円以上することが重なり、そこまで売れなくなってきました。

そこで、ターゲットを絞ってオリジナルブランドを作ることで新たな販売商品を作ろうと考え、今のクリエイト礼文の販売商品であるユニテハウスができあがりました。

土地＋建物を2000万円で買うことができる商品で、ターゲットを30歳前後の若い夫婦に絞りこみました。
月６万円の支払いで新築住宅が手に入るため、賃貸マンション、アパートに住んでいる若い夫婦に対して明確に良さをお伝えすることが可能になります。
土地＋建物の価格で反響は増えますが、土地の仕入は中々できない、高値で買うリスクを負えない、情報が集まらないなどの問題が出てくるかと思います。

弊社では無理な仕入をせずに売れる仕組みを構築しその問題を解決しました。土地を買取りするのではなく、協力業者が持っている土地に建物をつけて販売する仕組みです。業者にとっても自社にとっても得がある提案をし、WinWInな関係づくりを構築しお付き合い先を増やしていきます。そうすることで仕入をすることなく、建物を売ることができるようになりました。

集客においては、契約数の６０％以上が紹介案件となっておりその内の４０％が不動産業者からの紹介です。自社商圏での不動産会社の開拓をし、不動産会社との関係を構築するための仕組みがあります。
徹底した不動産業者廻りをするための管理・運営、案件創出のためのポイントをまとめた業者対策マニュアル、新人でも業者との販売網を構築することができるマニュアルなどが集客における仕組みの内容です。

最後に営業についてですが、徹底的に統一した仕組みを確立しました。属人的な要素を排除し、各フローごとの営業マニュアルを作成し、PDCAサイクルが回せる環境づくりを整えることで、一人あたりの生産性を高めることができました。

上述の通り、仕入から販売までのフローが整っており、再現性が高いビジネスモデルとなっているので、山形県内で７年連続着工棟数No.1の実績を残せましたし、仙台への新規出店でも３年で１００棟という結果を出すことができました。
今後はより多くの地域を手がけていき、どの土地でも対応できるようPDCAを回しながらモデルを高めていきたいと考えています。

船井総合研究所との関わり

Before

平成２年に賃貸・売買仲介専門、街の不動産屋として設立し、平成８年に建築業界に参入。
当時流行の「輸入住宅」をてがけていたが、そもそも輸入住宅を好きな層が限られており全国の建物のシェアで見ると全体の10％ほどであること、そして本体価格が１５００万円以上することが重なり、輸入住宅が売れなくなってきた。
そのためオリジナルブランドを開発する必要があると考えていた。

Action

不動産業から建築業への参入。

多くの分譲会社ではやっていない
無理な仕入をせずに売れる仕組みを確立し

集客においては、契約数の６０％以上が紹介案件、内４０％が不動産業社からの紹介。
業社から紹介がもらえる仕組みを確立。

営業は統一された営業フローを持っており、各フローごとのごとの営業マニュアルがあるため
一人あたりの生産性が２５棟

これら３つの成功ポイントが
山形県７年連続着工棟数NO.1の実績につながっている。

After

近年では仙台に新規出店をし、
出店３年、営業５名で年間１００棟の販売・仕入を実現！今後は２拠点（山形・仙台）で
年間６００棟　１００億円を目標とし、地元に愛される企業を目指す。

担当コンサルタントの視点

商品、集客、営業と徹底した仕組みづくりをしている会社ですので
再現性が高いビジネスモデルになっています。

また、月曜日と金曜日は必ず全社員を集めて会議を行っており
徹底して商品コンセプトを叩き込んでいます。
そういった全社員への共有の場を作ることを徹底されているところが
成功しているポイントだと感じます。

会社名	株式会社クリエイト礼文
創業	1990年
資本金	9,300万円
従業員数	129名(平成28年6月）
事業内容	売買・流通事業、賃貸・管理事業、建築・リフォーム事業、不動産コンサルティング事業