空き家を使ったノンレバ投資術（前編）｜空き家再生ビジネス

 

不動産投資で物件を購入する時、購入資金を聞かれたら恐らくほとんどの投資家が「融資を活用する」と答えると思います。
フルローンを当たり前だと思っている投資家の中には「融資を使わないと不動産投資の意味がない」、「手出ししたら負け」と答える人もいるでしょう。
実際、最近の不動産投資ブームの中で注目されていたのが自己資金をほとんど使わない全額ローンでの不動産投資でした。
現在は不動産投資向けの融資がかなり引き締められている状況ですが、それでも物件価格の大半は融資を使っての購入が主流であることに変わりはありません。
投資用不動産と言うと、アパートやマンションのような共同住宅だと安くても数千万円以上しますので、融資を使わずに購入するのは一般人だと不可能に近いです。
でもメリットを理解出来ていても莫大な借金を背負ってまで投資するのは正直怖いですよね。
そこで今回解説するのが、空き家を使った不動産投資です。
誰も住んでいないような空き家を現金で買って、再生して貸し出すノンレバ（ノンレバレッジ）スタイルの投資をご紹介します。
今回は、前編と言うことで空き家を使った不動産投資の概要とメリットについて解説します。

『空き家を使った不動産投資の概要』

シンプルに空き家を現金で買い取って必要であれば修繕してから貸し出すビジネスです。
安く買い取ろうと思うと、修繕が必要な物件が多いですので、リフォーム業者にお願いするか自分でDIYする必要がありますが、長い目で見ると大変ですが自分で修繕することをおすすめします。

『空き家を使った不動産投資のメリット』

ここでは空き家を使った不動産投資のメリットを解説していきます。

〇物件購入費が安く現金でも手が届きやすい
すべてはここから始まります。
エリアによりますが、空き家は手放したい所有者が多い為、価格が安いものが多く現金でも手が届く物件も多くあります。
中にはゼロ円物件と呼ばれる無償譲渡の物件も存在するほど空き家は低価格で手に入りますので不動産投資初心者でも低リスクで参入できるのも大きなメリットです。

〇投資額が少なく、家賃が安くても高利回り
物件価格が安いところとつながりますが、投資する資金が少なくてすむ為、貸すことさえ出来れば家賃が安くても高利回りを実現できる点も大きなメリットです。
例えば、家賃収入が月3万円の物件でも年間にすると36万円の家賃収入ですので、仮に物件価格が100万円だったとしても年間利回りは36％となり、かなりの高利回り投資となります。
利回りは投資資金の回収率を表すものですので、高いものほど投資資金を回収するのが速いことになります。
資金回収が速いことで次の物件がすぐに購入できますので投資効率も高くなります。

〇自分でDIYする技術が身につく
自分でDIYすることでリフォームする技術が身につくのもメリットでしょう。
実際、この手法で投資をしている投資家は自分でDIYを手掛けている人が多いです。
YouTube等でもたくさんDIYに関する動画が出ていますのでそこで勉強するのも良いでしょう。
自分でDIYの経験を積んでいくと、ほぼすべて自分でリフォームが出来るようになることに加えて、逆にリフォームが出来ない物件の見極めが出来るようになるメリットもあります。
実際、物件の躯体部分がかなり劣化している物件などは修繕が難しい場合もありますので見極めが必要です。

『まとめ』

今回は、空き家を使ったノンレバ投資術（前編）と言うことで
空き家ビジネスにおける賃貸経営の手法やメリットについて解説しました。
空き家を使った投資は上手にやれば高利回りなのに価格が安い為リスクを抑えることが出来る、
ローリスクハイリターンなある意味理想の投資です。
自分でDIYすることで更にリスクを軽減でき、理想的な投資が出来るのが空き家を使うメリットです。
次回は、空き家を使ったノンレバ投資術（後編）ということでデメリット（リスク）となる部分と
この投資をする上での注意点について解説します。

 

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